前回の続きです。

二次障害は味覚を失った日々 アスペルガー女子(1)はこちらからです。

 

 

鬱の原因を排除する

 

元夫からの言葉により、医者にも本当の辛い理由を話す事ができませんでした。話してしまうと家庭のことを外で話すことになるからです。

 

鬱の症状がなかなか回復する事もなかったので、医者を不信に思い病院を変えてみました。

 

変えた病院に1年くらい通院した頃です。その頃ちょうど離婚問題が出ていて精神的にもかなり酷い状態になっていました。

 

医者から初めて元夫への質問があったので、離婚を要求されている事を伝えた瞬間に医者の前で涙が出ました。

 

医者は、「これが原因なのだよ。なぜもっと早く話してくれなかったのか。離婚しなさい、それでないと完治しません。」と言いました。

 

私は、子供が成人するまで頑張ろうと思っていたので、離婚しなさいという言葉を聞きとても動揺しました。

 

離婚することは良くないと世間体を気にしていたのだと思います。(子供に両親がいたほうが良いと勝手にお思い込んでいたのです。)

 

 

 

その日から、薬+カウンセラーの治療が始まりました。カウンセラーの先生には、全ての事を伝えました。他人に話をすることで気持ちの整理も出来、すっきりしてきたのです。

 

カウンセラーの先生にいつも話していた事は、私の本来の姿はこんな人間ではない事です。病気を必ず治して、子供たちに愛情をかけて育てたい。明るかった性格の元の自分に戻りたいということでした。

 

なので、先生も精神科医と同じく、元夫の存在はいらないという事でした。

 

経済的にも厳しい状況になることは分かっていましたが、せっかく生まれてきたのだから楽しい人生を送るべきだと考えるようになり、離婚に同意をしました。経済的なことより、自分の楽しい未来と心の幸せを選んだのです。

 

子供たちに申し訳ないと思っていましたが、子供たちからは、「離婚して良かったんじゃない。どうしてこうなったか小さい頃から知っていたよ。」という言葉が返ってきました。

 

子供は、何も言わないだけで全て見ていて、両親の間で気を使っていた事も知りました。無理に父親にも話しかけていたそうです。気を使わせていたなんて本当に申し訳なかったです。

 

子供もリラックスして生活をするようになったと思います。お嬢さんは特にですが、父親のことが嫌いではないので時々父親に誘われデートをしています^^

 

 

離婚してからは、あっという間に薬が減りだし、離婚後1年かからず薬から開放されました。

 

ストレスになることは、自分を守るためにどんどん排除していって良いと思います。アスペルガーは周りから振り回されやすいので、生き生き出来る事や場所を探すべきです。

 

人間関係や仕事、学校など我慢せずストレスになるのならば、やめて良いのです。止めたら終わりではなく、止めない事には新しい場所が見つかりません。

 

自分に無理なく出来る事を探していれば、必ず生きていく場所が見つかるのです。

 

治したい人と治りたくない人

 

カウンセラーの先生のお話で、鬱を治したいと強く思う人と、このままいれば楽で良いと心のどこかで思い、治したくない人もいるという事です。

 

治したくない人がいるなんて想像も出来ませんでしたが、心のどこかでそう思っている人は、一生涯完治しないそうです。まあある意味、だるいとか愚痴を言いながら何もしないで寝ていれば良いのですからね。こんな言い方をすると嫌われそうですが、自分で体験したから書けるのです。

 

薬から開放されるには、強い意志が必要です。

 

本気で今の生活から離れたいのであれば、将来どのような事をしていけると幸せなのかという目標を持ち、楽しい生活をしている姿を想像すると良いと思います。体の不調があるので、強い意志を持つことはとても苦しい事でもありますが、とにかく自分の意志次第なのです。

 

完治した人は、今までより強い人間になるということも聞きました。辛い思いをしたことで、他人にも優しい気持ちでいられるからだと思います。強さは権力ではなく、相手を思う優しさだと思います。

 

 

 

まとめ

 

今思えば本当にバカバカしい話ですが、夫の言葉に従ってばかりでした。(それも自分が至らない人間だったからです。)

 

アスペルガー女子にありがちなのですが、好きになった人や信頼している人の言葉を疑わないということがあります。

 

いつも言っている「言葉通りに受け止めてしまう」という弱点です。

 

二次障害を起こしてから、色々な事を考えるようになりました。辛い思いをしたのでトラウマになってしまったということも事実ですが、アスペルガー女子の独特な思考の偏りなどを知る事が出来たのも、鬱になり味覚を失い怖い思いをした時に、いろいろ勉強が出来たからだと思います。

 

自分の特徴を把握していれば、最低限のことは回避できると思います。

 

アスペルガーを含め、発達障害を理解してくれる強い見方のサポーターを見つける事をおススメします。専門家でなくて良いのです。自分の近くにいて、理解してくれる人に1人で解決の糸口が見つからないときに話を聞いてもらいアドバイスをしてくれる人です。

 

その時、サポーターに執着はしてはいけないと思います。全ての人間関係は、強い執着心で壊れていく事が多いのです。

 

アスペルガー女子は、恋愛に関しても、家族に関しても執着しやすいので、ここは注意です!

 

 

定型発達者より、繊細で傷つきやすいアスペルガー女子には、私が経験したような苦しい二次障害で苦しんで欲しくないと思います。

 

 

瀬戸内寂聴さんの言葉でもあるように、人は愛するために生まれてきたのです。愛とは自分以外の人の心を想像し、その願いを叶えてあげたいと思うやさしさです。

 

アスペルガー女子の人は、他人から意地の悪い事をされてきたり、感覚過敏などの悩みを抱えながら頑張って生きていると思います。なので、自分以外の人の気持ちをよく理解する力を持っているのです。

 

家族でも恋人でも動物でも何でも良いので、自分から愛し他人を許すことで愛される1人の人間にもなるのではないでしょうか。

 

私の年齢になると、生きている時間が永久にあることではないことが身にしみて分かります。母を若くして亡くした事もありますが、1日がとても大切なので、二次障害などでいつまでも塞ぎ込んでいる時間がもったいないと思えるのです。

 

病気を治す事は簡単な事ではありませんが、治すのも治さないのも自分自身なのです。治したいと思えば必ず治ります。

 

定型発達者の人だけでなく、発達障害を持って生まれてきた人、全ての人が自分らしく幸せな人生を送る権利があるのですから。

 

 

今日は30年前に突然他界した母の命日です。生んでくれて有り難うございます。

 

最後までお付き合い下さり有り難うございました。

 

参考になりますように^^

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