聴覚自閉症スペクトラムやアスペルガー症候群(SAD)と診断された方は、ほぼ100%持っていると言われている感覚過敏と鈍麻(どんま)により、日常生活で不便な事が多いと思います。

 

お嬢さんは特に、感覚過敏の聴覚過敏に悩まされながら成長してきました。

 

なので、同じ悩みを持つ方がいらっしゃると思いますので、今回はお嬢さんと私(母)の日常の不便さを見ていきたいと思います。

アスペルガー星から来たお譲さんの自己紹介はこちらからです☆

 

感覚過敏と鈍麻

感覚過敏とは、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚が過敏すぎる事をいいます。

 

感覚鈍麻とは、感覚過敏と逆で鈍感で不便がある事を言います。

 

 

お嬢さんの感覚過敏

お嬢さんの場合は、特に聴覚です。

打楽器、トイレのエアタオル音、掃除機、ドライヤー、工事音、大勢の話し声、静かな空間の中で鳴るボールペンやシャーペンの出し入れの音(連続して音を鳴らす人がいると集中できなくなる)などです。

 

3歳の時に、兄(定型発達)と一緒にピアノを習わせたことがありました。

 

先生を家にきていただきレッスンを受けていましたが、お嬢さんはピアノの音が聞こえると悲鳴を上げて毎回泣き出していました。

しばらくの間(半年くらい)先生に、家に来ていただいていましたが、お嬢さんの悲鳴でレッスンにならず、兄だけ先生の家でレッスンを受ける事になりました。

 

先生から、「時々この様な子供がいるので、一度病院で検査を受けたほうが良いですよ。」と言われましたが、その当時の私は、何の事だか分からなかったので(発達障害に対して無知)、病院へ行く事をしませんでした。後になって、あの時に検査を受けておけば良かったと後悔しました。

 

掃除(掃除機)をすると泣き叫ぶ事をしていました。掃除機をかけるときは、お嬢さんを他の部屋に移動させていたので、子供が小さいころは、一日に何度も掃除機をかけることがあり、大変な仕事のひとつになってしまいました。

 

 

外出先でのトイレのエアタオルの音にも反応し、トイレの中で泣き叫んだりトイレから逃走していたので、外出時にトイレへ行く事を嫌がり、トイレを我慢してしまうので、膀胱を悪くした事も何度かあります(親子で)。

 

ドライヤー音も苦手で、中学生になるころまでは自然乾燥で過ごしていました。体調が悪くなるより、頭が臭くても何でも構わなかったのです。

 

母の感覚過敏と鈍麻

感覚過敏では、人間の大きな怒鳴り声を聞くと、体が硬直し言葉が出なくなります。泣きたくもないのに、出るのは涙だけです。自分に関係がないことでも、同じ状態になってしまいます。

 

例えば、韓国の方が怒鳴る姿を、生で見たときも同じ状態になりました。韓国ドラマの中でも怒鳴りあっているシーンが多いのですが、テレビを通して観ている分には何も感じる事はありません。

 

なので、怒鳴るような人を自分の周りに置いておかない様にする生活をしています。

 

 

光にも弱く、外出時は近眼用サングラスが手放せません。強い日光を浴びると、頭痛が始まるからです。時々、普通の眼鏡を持たないで出てしまうと、夜になり暗くなってからサングラスをかけて歩く事は大変です^^

 

 

触覚なのでしょうか?それともフラッシュバックなのか分かりませんが、急に体を触られる事がとても苦痛です。

特に男性から話しかけられたり、触られたりする事が異常に嫌でたまりません。

 

病院の医師、美容院、学校の先生、知り合いなどでも同じ現象が出てしまいます。

 

え~?子供を産んでいるんでしょ?

 

嘘でしょ?なんで~?

 

と思われてしまいますよね?!はい、私が信頼した人だけは、大丈夫なんです。信頼するまでかなりの時間がかかりますし、信頼関係が出来上がる人の数は極端に少ないと思います。

 

病院も出来る限り、女医さんの所でお世話になっています。美容院は、信頼できる美容師さん(技術や手の触った感覚)に巡り会えると、ずっと通い続けます。

 

このことは、若い時から変わらないので、自分でも異常だなと思っていました。こんな感覚がなかったら、もう少し楽に過ごせると思っていました。気をつけようと思っても、その場になるとどうにもならなくなり、自分自身落ち込んでしまう事があります。

 

 

鈍麻(どんま)の方では、急に話が変わると理解できず、もう一度聞きなおす事がほとんどです。相手が、短気な人ですとイラつくと思いますが、現在私の周りにいる人は、「またか!」と思いながらも、もう一度話の流れを説明してくれます。

 

その他、物事に集中してしまうと話しかけられても気が付きません。名前を何度か呼ばれると、はっとして気がつく事が多いです。

 

外を歩いていて、妄想の世界(考え事、アイディア)に入っていると、知り合いに挨拶をされ、横を通っても視覚に入って来ません。なので知らん顔をしているようです。

 

このことでは、人生かなり損をしてきました。おたかい女性、冷たい女性と相手に誤解をされてしまったからです。

 

聴覚の方だと思いますが、早口な人、CDやラジオから流れてくる歌のスピードが速いと、何処の国の言葉なのか理解することが出来ません。日本語なのかも理解できません。集中して聞けば、習得している国の言葉を聞き取ることができます。

 

周囲からの誤解

アスペルガーの人は、見た目は定型発達の人と同じです。皆さんも同じ悩みだと思いますが、見た目で分からないので誤解される事が多く、いちいち落ち込んで自分を責めてしまうこともあります。

 

苦手な音がしたとき、集中力が切れて物事に集中が出来なくなった時に多いのですが、「なんて我がままなの?どうして我慢できないの?」と思われてしまいます。そんなことで、仲間から外される事もありました。

 

苦手な音を聞いてしまったときなどは、脳みそをかき混ぜられたようになってしまい、頭痛が起き思考も停止してしまいます。立っていられない状態になり、疲労感がマックスになります。脳みそをかき混ぜられたようになる感覚なんて、他人には理解されないですよね。

 

しかし、我慢できないではなく限界まで我慢をしているのです。

 

感覚過敏の過ごし方

耳栓、ヘッドホンを利用して苦手な音がありそうな時は、音楽を流したりして気を紛らわしています。テレビは、どうしても観たいものを集中して観ます。

 

高校生頃から、ヘッドホンで音楽を聴くようになりお嬢さんの生活も楽になってきたようです。

 

 

私(母)の対処法では、外出時にサングラスをかける。人と会ったときは、出来るだけ相手に集中するなどです。

 

まあ、信頼をしていない男の人に話しかけられる事や、触られる事が苦痛になるのは、治らないような気がします^^

 

最後まで読んでくださり有り難うございました。

 

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