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アスペルガー症候群とADHDのお嬢さん(娘)の日常生活で、とても心配していたことは髪型(ヘアスタイル)と服装が無頓着なことでした。
無頓着なのも中学生の頃までしたが、子育て中にはかなり心配でしかたがなかった事のひとつです。本人が気にしなくどうにもならなかったので、母としてやってあげられることは清潔感を保つために、ブラウスやワンピースなどアイロンをかけてあげることくらいでした。
では、どのようなスタイルで生活をしていたのか振り返ってみたいと思います。
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1番心配だった髪型
髪の毛はいつも後ろ側が、すずめの巣になっていました^^;
音の感覚過敏があるためドライヤーを使う事が嫌いで使用できず、ヘアブラシで髪を整えようとすると異常に痛みを感じるので、風呂上りなどはタオルドライしか出来ませんでした。触るだけでも痛いといい嫌がるのです。
そんな娘は、ヘアスタイルだけでも、友達にからかわれる事もあり親としては悲しくなっていました。
小学5年生の登校時に、部屋から出てきたお嬢さんを見て大変驚くことがありました。なんと髪型が、リボンやガラス玉が付いたゴムで5~6箇所くらい結わいていたのです。
お嬢さんの顔の表情は、いつもよりニコニコしていて自慢げな顔でした。
「ママ、可愛い?女の子みたい?」と言うではありませんか。
一瞬目が点になりましたが、「自分でお洒落したのね?可愛いけれど、ゴムは2つくらいにしようかな?」と返事をすると、お嬢さんは目を吊り上げて怒り出しました。
「これが良いの!学校に行く!」と言い、外に飛び出してしまいました。
あ~あ、いじめられないかな?
自分で可愛いと思って張り切って学校に行ったのに、逆にいじめられたらどうしよう、、、。と不安になりました。その日は、お嬢さんが帰宅するまで心配でしたが、帰宅時には全てのゴムが取れていました。
取れていたと言うより取れたことにも気づかず、ゴムを全て失くして帰って来たのです。
その時のお嬢さんを可愛く描いてみました(笑)
髪型だけでなく、ハイソックスはいつも片方が足首まで落ちてしまっています。その点は感覚鈍麻だったようです。
アスペルガーの子供の服選び
服装は好きな服を自分で選んで着せていました。
服や靴を購入する時も、お嬢さんが好きな色や形の物を選ばせていました。なぜなら、大人が選ぶと子供の感受性が育たないと思っていたからです。私が美術を専攻していたこともあり、子供の描く色などで心の中が分かるという心理学から学んだ事です。
黒やグレー、茶色などを好む健康な子供はあまりいないと思います。デパートの子供服売り場では、黒やグレーなどで統一されたブランド物が多く目に入りましたが、それは親の好みであり子供が身につけたい色とは違うと考えていたからです。
幼稚園児ころから、本人が好きなカラーが出てくると思います。お嬢さんは明るいグリーン系が好みでした。彩度が高い色でした。
花柄だったりドット柄だったり、チェック柄だったりするので、服の上下が大人から見ると、この組み合わせないよなと思うことも多かったのですが、自由な心で育って欲しかったので服装は自由に選ばせていました。
目に入る色はとても重要だと考えています。
ただボタンの掛け間違いや、裏表逆に着ていることもあったので、そのことだけは一緒に直していました。
アスペルガー女の子の服装の悩み
アスペルガー症候群は、社会性の乏しさがあります。社会的に価値があっても、自分に価値のないことには興味を示しません。女の子らしさなどを伝えても、本人に価値や関心がないと思えば興味を持ちません。髪型が乱れていようが、気にならないのです。
しかし、大人になってからも無関心過ぎるのは少し心配ですよね。TPOに合わせなければならない時もあるからです。
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21歳になったお嬢さん(娘)の服装
高校生の頃からやっとオシャレに目覚めてきました。
学校で友達たちと一緒に、ファッション雑誌をに見るようになったことが良かったのだと思います。友達の影響でジャニーズファンになり、恋心が目覚めたのもきっかけになったのだと思います。
今ではオシャレをするためにドライヤー音を我慢し、丁寧すぎるほど髪型を整えてから通学しています。(遅刻するよ~)
嫌いな音より身だしなみの方に関心が強くなってきたのだと思います。髪は明るい色に染めたり、時には美容院でネットの写真を見せて、このヘアスタイルにして欲しいなど、オシャレに関心を強く持ち始めました。
ドライヤー後はとても疲労した顔をしていますが、耳栓をすれば多少楽なようです。薄っすらお化粧もし、服装も人に注意をするほどオシャレが大好きなアスペルガーの女の子に成長をしました。
アスペルガーなどの発達障害をもつ子供でも、何かのきっかけで無頓着な服装からオシャレさんに変わる事もあるようです。
対応法も書いてあり参考になりました。
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