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発達障害を持つ人は、海外留学や海外の生活を経験してから人格が変わり、積極性が出てコミュニケーション能力もアップし、イキイキした人をよく見かけます。

 

我が家のお嬢さん(娘)もその1人ですが、海外に興味があったら海外留学をお勧めします。今までの自分が何だったのかと言うくらい人生がかなり変わりました。

 

 

お嬢さんは、以前も書きましたが高校はオーストラリアの高校で7か月学び、最初に入学した大学はニュージーランドにありました。

 

中学生までは英語にも興味がなく、海外に目を向けるとは思いもしておりませんでしたが、高校の入学式直前で国際科に進学したことから我が家のお嬢さんの海外生活は始まりました。

 

お嬢さんの留学生活高校編はこちらからです★ 

 

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日本の考え方と海外の考え方の違い

 

教育

日本の教育は、平均的なことを好むと思います。それ以上に試験で、ずば抜けた点数を取る人がより好まれます。実際、中学校の授業は出来る生徒に合わせていきますよね?出来ない子を置いてどんどん授業が進んでいきます。このころから、発達障害の子供たちは友達との関わり以外にも悩みが増えていってしまうのです。

 

日本はテストの点数でもそうですが、幼稚園から中学、高校、会社員になっても、考え方や行動が他の人と変わらないことが良しとされている傾向にあると思います。

 

発達障害であるアスペルガーやADHDの子供たちは、興味の偏りが強いので平均的にこなすことが難しいのです。今の日本では得意分野だけを伸ばすにはとても難しい現実です。

 

それ以前に、発達障害に対してまだまだ偏見と差別を強く感じます。

 

 

では海外ではどうでしょうか?

 

以前、私の従兄弟がヨーロッパとアメリカに住んでいたことがありました。その時に、「親子でこっちにおいでよ。差別はまったく感じることなく生活が出来るし、障害者でも健常者と変わらなく偏見もないので普通に通学が出来るんだよ。」と教えてくれたことがありました。

 

従兄弟の子供は、1人では座ることも食べることもできない脳性麻痺のお嬢さんですが、親が苦労することがなく学校へも通うことが出来ていました。

 

転勤生活が終わり、日本に帰国すると生活は180度変わってしまいました。急に障害者扱いをされ、家族だけで障害の子供の面倒を見なくてはならなくなり、当然通学などできる環境ではなくなったのです。家族の負担も大きくなり、両親も兄弟も大変な生活に変わってしました。

 

話が飛んでしまいましたが、アメリカなどでは得意分野が1つあると、その得意分野を伸ばしていく教育が受けられるようです。

 

よく考えると、不得意なことを努力すればどうにかなるレベルであれば努力は必要だと思いますが、アスペルガーやADHDなど発達障害の人間に努力が足りないから出来ないんだという言葉は通用しません。(すでに努力をしているから)

 

もし、アメリカのように得意分野を伸ばせる教育が受けれるならば、アスペルガーなどの発達障害の人間も、自信をもって生きていける世界に変わるのではないかと思うのです。

 

出来ないこと、他の人と違うこと、そんなところばかりに目がいき自信を喪失して、二次障害を持つ発達障害の方が多いのだと思います。

 

 

社会人

大学や高校を卒業して社会人(サラリーマン)になるのが一般的かなと思いますが、社会に出ると会社の上司や先輩からの誘いに断れないことが多くなってきます。

 

先輩や上司に、「NO!」と言えない日本人はストレスを抱えていきます。断ると先輩たちから付き合いが悪いと言われるようになり、会社でも仲間に入れなくなっていくことが怖いからです。日本はとにかく群がって行動をする、個性があるとそこを突く傾向があるように思います。

 

人と上手く関われてお世辞の1つや2つでも微笑みながら割り切った考えのできる人は、日本の社会に適合していると思います。

 

しかし、発達障害の人は違うのです。

 

私も会社勤めをしていたころ、なぜ仕事が終わったのに会社の人と飲みに行かなければならないのか?上司に誘われて、喜んで着いていく人がいるのか?

 

早く帰宅したい。友達と退社後はプライベートを楽しみたいと思っていました。誘われる度にストレスが溜まるばかりでした。

 

はっきり言って、興味のない世間話や噂話に時間を取られたくないと考えてしまいました。

 

その上、上司からのセクハラで、「もうやってらんないわ!」と思いサラリーマン生活を終わらせました。

 

我慢が足りないと言われてしまいそうですが、体を壊すより良いのです。他人のことは誰も救ってくれないから!

 

自分のことは自分で決めて変えていくしかないのです。

 

 

海外生活体験

良かった経験

我が家のお嬢さんの場合は、日本にいる時は他人と比べられ常に自信がなく笑顔を見ることが出来ませんでしたが、海外の学校で生活をするようになると、お嬢さんの笑顔を見ることが出来るようになりました。

 

留学先ではお嬢さんと同じく、日本では生きづらかった友達が沢山いたので共通の話題もあり、お互いをいたわり合いながら仲間が出来ていったそうです。(卒業してからもこの時の友達と交流しています。)

 

日本よりアスペルガーやADHDなどの発達障害の認知度が高く、個性として受け入れてくれる事に驚きました。日本だったら、えっ!ですよね。

 

ホームステイ先でも発達障害であることを伝えておきましたが、分かりましたと当たり前のように受け入れて下さいました。

 

相手の気持ちを捉えることが難しい発達障害ですが、英語を話す外国人の表情やジェスチャーが豊かなので理解しやすい、相手が笑顔なので自分も自然に笑顔になっていき、性格が明るくなった事の1つだと思います。

 

人前で話さなければならない状況に置かれるので、コミュニケーション能力がアップしました。これが一番大きい変化ではないでしょうか。帰国後は日本語なので、もっと簡単に話すことが負担にならずできるようになった事です。「英語で話すより日本語だからもっと楽になったよ。」と言っています。

 

 

日本にいると、流行のファッションなどに流されやすい人が多いが、海外ではお洒落をするときはパーティーの時くらいで、それぞれ流行に流されない好きなスタイルで生活をしています。お嬢さんは靴下を履くことが嫌いなので、ビーサンで生活をしていました。

 

 

我が家のお嬢さんは、外国の人と関わるようになってから日本だけが違うのかもと感じるようになりました。世界中の人と接していると文化や習慣が違うので、人の個性は違って当たり前だということに気付くことが出来たのが良かったと思います。

 

お互いを認めあえる関係から、自信も出てきました。なんせ自由なのですから!

 

人と違うけれど、間違えてはいない。ダメ人間ではない!

 

《⇊靴下を履くことが嫌いな子どもの詳細はこちら!》

 

【発達障害】靴下が嫌いなのはなぜ?赤ちゃんから大学生になってもはこちらからです。

 

 

辛かった経験

留学は孤独を感じる時があります。慣れるまでの10日間ほど、ホームシックになり辛かったようです。その間、高熱を出して寝込みました。しかし、慣れてしまえば外国人との交流の方が、日本にいる時より自分を出すことが出来、楽な生活を送ることが出来ました。

 

お嬢さんの留学先での決まり事は、留学をしているので日本語を使ってはいけないということだけでした。(語学留学をしているので当然のことですが)

 

英語の語学力はゼロに近い状態でオーストラリアに旅立ちましたが、始めの頃は知っている単語とジェスチャーだけでもある程度伝わり、耳が慣れてくるといつの間にか英会話が自然にできるようになったそうです。

 

自分だけが英語を話せないと思っていたそうですが、周りの留学生も留学した当時は英語を話せない人ばかりで安心した様子でした。

 

日本の教科書勉強は、海外では通用しなかった事を知った時にかなり落ち込んだようです。なぜ使ってはいけない表現を日本では教えているのかと驚いたそうです。

 

 

何歳からでも留学は遅くない

 

留学だけではなく、何かを始めるのに何歳からでも遅くないと思います。やりたいと思った時がチャンスです。

 

お嬢さんは、1度目のニュージーランドの大学が合わず、2度目の大学は日本の大学に20歳で入学しました。

 

日本もそうですが、海外の大学にいた時は家庭がありながら、40歳を過ぎた主婦も大学の寮に入っている方もいらしたそうです。

 

30代や40代の学生が普通に勉強をしているとお嬢さんから聞きました。

 

自分が変わりたいと思うならば、なんだって良いじゃない!て思うのです。どんどん外に出て体験してみる、失敗したって何もしないで泣いているよりチャレンジする方がマシ!自分を変えるには「私は何もできない」と思い込まないことです。

 

 

自分探しの第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。未来は明るい^^

 

 

最後までお付き合いくださり有難うございました。

 

 

案ずるより産むが易しですぞ!

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