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発達障害の子どもの習い事は、いつ頃から始めるか何を習わせたら良いのかと悩む方もいらっしゃると思います。
我が家の娘は、小学生まで発達障害であることを知らず育ててきたので、上の息子と同じ習いことや幼稚園の友達が習っているので通わせてせてしまい失敗したものもありますした。
発達障害の子どもが嫌がるときには、必ず原因があるのですよね。なので、嫌がるときは理由を聞いてあげて納得できたらさっさとやめさせってあげることが良いと思います。
我が家の娘が嫌がった習い事と、自分からやりたいと言い出した習い事、とても後悔したことを書いてみたいとおもいます。
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目次
嫌がった習い事と好きになった習い事
嫌がった習い事
▢水泳(スイミング)
3歳から息子が楽しく通っていたので、せっかくだからと習わせてしまいました。1年間通ったが、潜ることさえできずプールに入っては、「チッチ!」といい、先生にトイレに連れて行ってもらってばかりでした。
▢ピアノ
ピアノの音を聴くだけで異常に泣き叫び、先生からある日断られました。後でわかったが、聴覚過敏でした。
▢リトミック
ピアノがだめなら、リトミックだと母親である私が勝手に思い込み習わせたが、娘はずっとシラけた顔をして先生のいうことをいっさいやりませんでした。理由を聞いたら、つまらないのひと言でした。
▢バレエ
バレエは好きなのですが、最初に習った教室をやめさせました。
好きになった習い事
▢バレエ
踊ることが大好きだったので、通う教室を変えて小学6年生まで続けました。
▢ハープ
聴覚過敏のある娘が、自分からハープの音だけは聴けるから習いたいといい出し小学5年生から習い始めました。
▢家庭教師
不登校になったときに家庭教師に勉強を見てもらい、先生がいらっしゃるのを楽しみにしていました。
嫌がる原因で考えられること
▢子どもの意思で習い始めたか?
そもそも習い事を子どもの意思で習い始めたのか、親が勝手に良いと思い習わせてしまったのか?我が家の失敗例では、私が勝手に良しと思い習わせたのが嫌がる原因でした。
▢先生に原因がある
教える先生が無理やりやらせようとしたり、親が見学できない習い事では子どもに体罰を与えていることもあります。
▢難易度が上がり嫌がる
子どもにより、もっとレベルを上げていきたいと望む子供と、ゆっくり楽しく習っていきたいと思う子どもがいます。
▢感覚過敏が原因
発達障害の子どもには、感覚過敏をもつ子どもが多くいると思います。我が家の娘は聴覚過敏が強く出ているので、打楽器やピアノの音が苦手です。
子どもに嫌がる理由を聞いてみる
子どもが習い事を嫌がり始めたら、「なんで?続けなさい。」と頭からいうのではなく、原因をゆっくり聞いてあげると良いと思います。発達障害の子どもは特に、理由を伝えることが苦手なのですぐに返事ができないことがよくあります。
我が家の娘の場合は、短い言葉でやっと以下のように伝えてくれました。
▢先生が怖い
▢水が怖い
▢友達が意地悪をする
▢つまらない
など、、、。
後悔した習いごとでの事件
我が家の娘は、アスペルガー症候群とADHDです。特に幼いころは広汎性発達障害が強く出ていたので、自分の気持ちなどを伝えるコミュニケーション能力がとても低かったです。あまり反応がなく相手に伝わらない感じでした。
幼稚園のときに、仲の良い友達たちが習いに行っているので、ご夫婦で運営しているバレエ教室に通わせていました。本人はバレエ教室へ行くことを楽しみにしていたので、親の私はおかしいことに気付きませんでした。年に数回の公開レッスンは見学に行っていました。その時は、厳しい指導ですがバレエはこのような感じなのだと思っていました。
しかしある日、先生からレッスン中に自宅に電話がかかってきたのです。内容は以下です。
「お宅の子は何を言っても反応がありませんよ!怒っても何も感じない!どういう育て方をしているんですか!」
男性の先生は電話口で感情を抑えきれず、興奮気味に怒鳴り始めました。黙って聞いていたら叩く音がしました。その瞬間、娘の悲鳴が聞こえたのです。その後もまた叩く音がして、先生が娘に「だまれ!」と、怒鳴ったのです。
私は電話を切り、あわてて車を出し教室へ向かいました。ノックもせず教室のドアを開けると、娘の腕をつかみまだ怒鳴りまくっている先生の姿を発見しました。
「なんてことをしているのですか!!娘の腕をはなしてください!」と言い、急いで娘を抱きかかえ車に乗せて帰宅しました。今回だけでなく、かなり前から娘を叩いて怒鳴っていたことが、他のお友達から聞いてわかりました。
夜になって奥様の先生からお詫びの電話が来ましたしたが、「これは指導ではなくただのヒステリーですよね。暴力ですよ!許すわけにはいきませんので2度と伺うことはありません。」と電話を切りました。
この時は、気づくのが遅かったことを母親としてとても後悔し悲しみました。5歳の娘を抱きながら「ママが気づかなくてごめんね。」と謝ると、「ママ、なに泣いてるの?ママごめんね。バレエ行きたい。」と、娘も泣き出しました。
それから、地域で大きなバレエ教室に通うことになり、中学生になるまで週に4日通っていました。ただ、新しいバレエ教室はコンクールに出ている生徒が多く、娘も出るように伝えられ1番上のクラスに上がるよう言われた瞬間に、娘は拒否し始めたのです。
これだけ熱心にバレエの練習をしているのでコンクールに出るのも良いかなとも思いましたが、娘の考えは「人と競うのは嫌だ。ただ、今までのクラスで踊りたい。」という事で、先生の考えと合わなくなり辞めることになってしまいました。
原因が分かったら早めにやめさせる
嫌がる原因がはっきりしているのなら、習わせることがストレスとなるので子供に良い影響はありません。親として残念な気持ちがあっても辞めさせてあげましょう。
習い事をやめる時の困りごと
辞めることをお世話になっていた先生に伝えるのは親もとても勇気がいりますよね。伝えてみたが先生が納得してくれないケースもあります。先生によっては、何日もやめさせないで欲しい連絡をしてくる先生もいらっしゃいます。時間が経つほど子供にも悪い影響をあたえてしまうことがあるので、注意しなくてはなりませんよね。我が家も私が先生の言葉に優柔不断になり、なかなか納得していただけなく、困ったときがありました。
やめる時の上手な伝え方
先生からやめる理由を尋ねられたら感謝の気持ちを表し、はっきり伝えるとよいと思います。伝えるタイミングは、先生の都合もあるので1か月前には伝えておいた方が良いでしょう。こちらが突然「やめます。」のひと言では、先生を傷ついてしまうこともあります。
「お世話になりました。〇年間本当にありがとうございました。」「先生のおかげで娘はバレエが好きになりました。」など、失礼のない伝え方をするとよいと思います。
レッスン最後の日には、子供と一緒にあいさつに行き、小さな贈り物などを一緒に手渡しておくとよいでしょう。
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まとめ
今までの経験から感じた事は、発達障害の子どもに限らず習い事は本人のやりたい気持ちを優先させないとならないということです。それは当然の事でしょ?と思われるかもしれませんが、子どもが幼いころには、親の気持ちが焦ってしまい親の思い通りにさせてしまうことが少なくありません。
あと発達障害の子どもはとても敏感な感性をもっているので、先生との相性はとても重要だと思いました。相性が良い家庭教師を探すときには、何人も変えた経験があります。変える勇気も必要だと思います。
特に気持ちを伝えることが苦手な発達障害の子どもの場合は、習い始めるのも時期があるので親子でじっくり時間をかけて話しあってから始めると良いのかなと思いました。
最後までお付き合くださりありがとうございました^^
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