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今回は、アスペルガー女子の母の若い頃の話です。
初めての就職先は、大手百貨店のパールの宝石を製造している会社でした。宝石のデザインで就職をしましたが、、、。
そこまでは良かったのです。
新入社員で通勤をし始めて驚いた事がありました。
出社すると何処へ行っても、朝の挨拶をしますよね?
「おはようございます。」と、それだけなら出来るのですが、先輩(お局さま)が上司に「おはようございます。」と挨拶をすると、上司がお尻や胸を触って「おはよう。」と言うのです。
酷い時になると、朝のお茶を入れているお局さまの後ろへ行って、後ろから胸を触って挨拶をしているのです。
で、お局さま達も平気な顔をして「おはよー!」とか返事をしているのですよ。
なにこれ!信じられない!セクハラだ!
と思った瞬間から、鳥肌が立つほど信じられなくなり、会社で挨拶をする事が恐ろしくなってしまいました。
新入社員だったので、最初の頃は触られませんでしたが、7月に入ると課長に、ついにお尻を触られたのです!
その瞬間「止めてください!」と言い、課長を睨みつけました。
その瞬間から、課長からの嫌がらせが始まりました。
今までしていた仕事をいっさい私に回さなくなり、仕事がない状態にされました。回される仕事といえば、外回りで指輪のサイズ直しを、徒町まで届けに行く事だけです。
男のくせに、せこい奴だ!とイライラした毎日を送っていました。
デザイン関係の仕事がいっさい出来ないのです。
挨拶をしても無視をしますし、居心地が悪くて仕方がありません。
友達に相談をしたら、「お尻ぐらい触らせておけば良かったんだよ。」と言います。
「え?触られても大丈夫なの?電車の中だったら痴漢だよ。」と半べそをかいて言うと、「電車の中じゃないじゃん。嫌だけどさ、減るもんじゃないしね。」と、笑って返されました。
こんなに気持ちが悪く感じるのは、私だけなのかと不安な毎日を送るようになりましたが、その後部長まで触ってくるようになり我慢が出来なくなりました。
もうその頃の私の体重は減る一方で、身長が157cm37kgになってしまいました。
体も持たないので、退職する事にしました。
社長が話を聞いてくれるとおっしゃったので、辞表を持って社長室へ行きました。
先ほど書いたことを全て話し、デザイン部で入社をしたのにデザインの仕事をそれ以来させてくれなくなった事で、ここで働く意味がないことを伝えました。
社長から伝えられた言葉は、「卒業した大学にこのことは話さないで下さい。来年度から募集をかけられなくなりますから。その代わり、お金を渡します。」ということで、給料の5か月分ほどのお金を渡されました。
今思うと、衝動的なことをしたのかなと思いますが、私は今でも異性を見る目が他の人と少し違い、自分ではどうにもコントロールがきかない部分があります。(好意を持たれると、気持ちが悪くなるのです)
ここまでくると、思考の偏りなのかもしれません。今でも治らない感覚です。
思考の偏りだよ!アスピーガールなのだから。ですよね?
定型発達者には笑って飛ばせる行動すら、私には出来ないのです。
異性に対する感覚は、最近特に悩んでいますのでいつか書いてみようかなと思っています。
あ、思い出すだけでも疲れましたTT
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