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またまた久しぶりのブログになります^^;

今回は、嗅覚過敏と味覚過敏がある娘がやっとマイナスの特徴をプラスに変えられる人生の仕事を決めた話です。発達障害の方に時々みられる感覚過敏が発揮できそうです。子供のころからこれらの厄介な体の特徴に悩まされましたが、これがないと逆にできない仕事かもしれないと思えるようになりました。先ずはどの様な仕事なのかお伝えします。

 

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味覚過敏と嗅覚過敏という特徴を仕事に活かす

こちらはこれからの仕事でとっても大切な紅茶を作る国、スリランカの茶園です。先日、茶葉やスパイスの仕入れと紅茶工場へ行きどのように紅茶が作られるか勉強に行って来ました。お嬢さん(娘)は2度目のスリランカですが、初回は幼いころでしたのでほとんど記憶がないのです。

 

お嬢さんの仕事は紅茶専門店の後継ぎとして紅茶の専門家になることと、美味しい茶葉選びです。ここで、日常生活で悩まされていた感覚過敏が発揮できることになりました。味覚過敏と嗅覚過敏を持って生まれて、ありがたいと思えたのは初めてのことです。

 

【発達障害】偏見と差別はいらない!堂々と生きていきたいはこちら!

紅茶の仕事の様子

嗅覚と味覚を思いっきり使い、茶葉のテイスティングをしていきます。同じ茶園でも製造工程で味と香り、水色が違っていきます。

味覚過敏があるお嬢さんは、酸素と一緒に紅茶を口の中に入れると渋みと甘みをいち早く感じます。心地の良い渋みは必要なのですが、香りより強い渋みがあるものは口の中がチクチクするそうです。そのような茶葉をとても嫌っています。(個人の好み)

 

 

工場長が茶葉の説明をしてくださっています。スリランカの水は硬水なので日本の水で入れるより水食は濃く出ます。日本の軟水で紅茶をいれると水色と香りが違ってくるので、そこを想像しながらテイスティングしていきます。

 

テイスティングしている時は、旅の移動の疲れを忘れてイキイキしていました。とても自信がある姿に見えました。

 

 

スリランカのコロンボで行われているティーオークションへ向かっているところです。なにを話しているのか分からないティーオークションでしたが、とても興味深く見学していました。いつかオークションに参加したいと憧れたようすでした。

 

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仕事を簡単には決められなかった

大学では海外ボランティアや地域のボランティア活動を積極的に参加してきました。活動を通してやりたい仕事があったので、その仕事を諦めるのもつらかったです。大学生でもあるので卒業もしたいし、店の経営は一から学んでいかないとなりません。茶葉を輸入することはとても難しいので、片手間ではできないことも分かっています。経理から事務処理まで初めてのことばかりで混乱もしています。

父が1年前に突然他界し、店を継ぎましたが父の希望通り閉じるつもりでした。しかし、味覚と嗅覚が働いてしまうためより美味しい紅茶をお客様にも届けていきたい気持ちが強くなりました。

最後に父が経営していた場所での運営が難しくなったので、心が痛みましたが一度店を閉じる事になり新しい場所で父の意志を受け継いでいこうと決断しました。

たくさんバッシングも受けましたが、それ以上に応援してくださっている関係者やお客様に感謝しながら頑張っていきたいと思います。

 

アスペルガー【大学生活 】海外ボランティア参加で得たことカンボジア編はこちら!

 

感覚過敏を持つ娘の仕事の選択を見ていて

大学生活と店の経営を同時にやっていくことはとても難しいと思い、何度もやめて欲しいと母親である私は伝えました。しかし、「やめない!諦めない!」と娘の意志が強いので、協力していくしかないかなと考えるようになりました。

私は私で自分の好きな仕事をしていたので、その仕事を辞めないと協力できないことが分かっていたからです。両立できるほどの能力もないですし、紅茶専門店を運営していくことは片手間で出来る仕事ではないからですね。正直なところ仕事を辞めるのがつらい選択でした。

娘のことを想うと、今までつらい特徴であった感覚過敏が発揮できるならば、こんなにマッチした仕事はないのです。考えて悩む時間はありませんでした。物事が自分たちの気持ちよりも早く動き出しているのです。なにか始める時は、考えている暇はないのでしょうか?不思議な感覚の中にいますが、娘が独り立ちできるまで協力していこうと決心しました。

まあ、喧嘩しながらなんとかやっていきたいと思います^^;

 


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