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我が家のお嬢さん(娘)は、発達障害の方によくある感覚過敏により、赤ちゃんの頃から大学生になった現在も靴下を履くことがとても嫌いです。赤ちゃんのころは履かせても履かせても脱ぎ捨ててしまうので、暑いのかな?と思っていました。女の子なので体の冷えが心配でたまりませんが、大学へ行くときもほとんど靴下を履かないので、なぜ靴下を履かないのか理由を聞いてみました。

 

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感覚過敏の触覚過敏

発達障害を持つ人のなかには、感覚が一般的な人より敏感な場合があります。そのために社会生活の中で苦痛を感じたり、不便が生じることがあり、その状態を感覚過敏とよびます。

 

感覚過敏には、聴覚過敏、視覚過敏、触覚過敏、嗅覚過敏などの種類があり、ひとつだけもっている人、複数もっている人、全くもたない人など、発達障害のある人の中でも様々です。

 

発達障害の子どもがすべてではないのですが、触感・皮膚感覚過敏で靴下を履きたがらないお子さんもいます。無理やり履かせるとパニックに陥る可能性があります。また、靴下だけでなく、「靴」自体に抵抗がある人が多いようです。靴下でぎゅっとしばられるのがいやなようです。成長するにつれ、少しずつ我慢をすることができるようになります。

 

靴下を無理やり履かせると、おでかけ自体を怖がるようになる傾向があるようです。どうしても靴下を履かねばならない場面でないかぎり、無理やり靴下を履かせる必要はありません。

年齢とともに「認知」することができるようになれます。「おでかけ」のために「いやな儀式」をする必要があるのが苦になってはいけません。正しい任地ができるようになるのをゆっくり待ちましょう。

 

触感・皮膚感覚過敏で靴下をはかない娘

感覚過敏は、幼い頃の好みや行動からそれとわかる兆候があることがあります。発達障害の娘は、赤ちゃんの頃から靴下を履かせるといやがって脱ぎ捨ててしまう、寒いからと何回履かせても、体をそらせて泣きわめくために母である私が根負けしていました。

 

靴下の場合は単に暑がりなのかもしれません。しかし、それが大きくなって、社会的に必要とされる時期になっても受け入れられなかったり、ルールだと分かっていてもしたがう苦痛のほうが大きい場合もあり、その場合は困り感がある=感覚過敏があるという状態です。

 

幼稚園などで制服に規則があり、靴下を履かせることにとても苦労しました。靴下を履くことが嫌で幼稚園へ行くことを嫌がっていました。

 

中学・高校の制服の靴下はどうしていたか?

触覚の敏感な人の中には、靴下を履くことがとても気分が悪く、その不快感で他のことに集中できなくなる場合があります。しかし、大人に近づくにつれて嫌でも靴下を履かなければならない場面も出てきてしまいます。中学生、高校生の多くは制服の着用が義務づけられている場合があり、通学、在校中は靴下を履かなくてはなりません。もちろん発達障害であっても、そのルールの意味は分かりますし、必要なことだとは理解しています。

 

しかし、娘の場合は靴下を履いているとそのことが気になってしまい、不快感ばかりがつのり、こっそり授業中は脱いで裸足になり、授業が終わる頃にまた履いてやりすごしていたというような行動をしていました。一般的な感覚の人にとっては何気ないことでも生活に支障をきたしてしまうのです。

 

嫌いな靴下を履いた時の感覚

靴下の何がそんなに嫌なのかと思われるかもしれませんよね。娘の説明では、靴下の中の足がずっとサウナに入っているようで、蒸し蒸ししている感覚が気持ちが悪くて耐えられないといっています。

 

皆さんの制服の靴下の素材が布ではなかった場合を想像してみてください。例えば、薄いゴムでできていたらどうでしょうか。履くと足全体がぴっちりと締め付けられて、指や足首を動かすことができません。また、通気性の全くないビニールでできていたらどうでしょうか。5分もたたないうちに体温で蒸れ、靴下の中の足がサウナ中に入っているような感覚になり、一刻も早く脱ぎたくなるでしょう。

 

靴下にゴムやビニールは気持ちが悪い、この感覚は多くの人が感じるので靴下の素材には用いられません。しかし、多くの人がゴムの靴下は窮屈ではない、と感じていたらどうでしょうか。替えが要らず、手入れが楽などの理由で制服として採用されるかもしれません。そんな場合、あなたはどう感じるでしょうか。その気持ちを今の一般的な靴下に、発達障害の人は感じているのかもしれません。

 

大学生になった娘は靴下を履かない快適生活

通学はビーチサンダルを履いて通学している日が多いです。大学の後に飲み会や友達と出かける予定があると、おしゃれなサンダルを履いて出かけています。雨の日は割りと靴もぬれるので最初から靴下をはかないのもいいなぁと最近は思うようです。ビーチサンダルだと雨の日は濡れても足をタオルでふくだけでとても快適に過ごせますよね。

 

また、大学生の現在ではTPOに合わせて、ストッキングを履くことは苦ではないようです。靴下を履かないこと自体は、大人になれば個人の自由ですし(キャラクターのシンボルにしている芸能人の方もいますよね)。

 

きちんと足をふいたり、見た目に奇異にうつらないように工夫することで、自分の感覚を大事にしながら社会生活と折り合いをつけていく方法で過ごしています。

 

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まとめ

娘に発達障害があることが分かったのが小学生に入ってからです。なので、赤ちゃんの頃はなぜ靴下を履くことをこんなにも嫌がるのか不思議でなりませんでした。もう少し早い時期に触覚過敏があることを理解してあげていたら、幼稚園や学校に伝えられ嫌な思いをさせないで過ごせたのかな?と思いますが、過ぎたことは仕方がないですよね。

 

この梅雨の時期に入り、周りの友達も娘の真似をしてビーチサンダルを履いて通学している人が増えてきたそうです。「ビーチサンダルは、濡れても良いところで履くんだもんね!よく考えた!」と、言われているそうです^^

 

まあ、良かった!

 

最後までお付き合くださりありがとうございました。

 

離乳食を食べない感覚過敏や発達障害の7カ月~1歳の子に食べさせた経験談はこちらです。

 

 

梅雨の時期はビーチサンダルを履いてみようかなと

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