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ニュージーランドの大学を2年生で退学した発達障害のお嬢さん(娘)ですが、体調が回復したら高校の担任の所へ来なさいと連絡をいただいたので、秋になり高校の担任のところへ親子で訪問しました。
発達障害でアスペルガーの娘の大学選びは、前回のニュージーランドの大学での失敗で自信を失くしているので、慎重にしないとなりません。
20歳でもう1度大学生活をしたい、諦めたくないという発達障害である娘を受け入れてくれる優しい大学選びをしました。
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高校の担任と発達障害である娘の大学選びのポイント
高校の職員室に入ると、お嬢さん(娘)を知る先生方が「頑張ったな、次に進もう。」と温かく迎えてくれました。
その時点で、母は涙目になってしまいました( ;∀;)
担任は相変わらず大きな声で明るくお嬢さんに話しかけてくれました。
「○○、おまえ今回のことは失敗ではないぞ。経験が人を大きくするんだ。失敗だと考えるな!良い経験が出来たと思えよ。」
久しぶりに大好きな担任にお会いでき、お嬢さんの目から涙がこぼれました。
担任とは、高校の留学とニュージーランドの大学の時にLINEを使って、悩みなどを話していたそうです。
恩師とは、このような先生の事を言うのだと思います。感謝です。
お嬢さんの留学生活 高校編 アスペルガー女子と語学 はこちらからです。
娘が落ち着きを戻した所で、これから先の進学の話になりました。
お嬢さんはファッションに興味があるので、その方向へ行きたいと伝えると担任が速攻で返してきました。
「おまえね、俺も若い頃1度は考えた事があるけど、ファッション関係に行ってもつぶしが利かないんだよ。英語をここまで頑張ってきたのだから、途中で投げ出すことはやめろ。この壁を乗り越えろ。外国語が出来るといろいろな職業を選択できるんだよ。」
その言葉を聞いたお嬢さんは、納得がいかないような顔をしていましたが話を聞いていると、1番不安に思っていたのが、大学受験が間に合うのか?ということでした。
これから数ヶ月の期間で、日本の大学の受験勉強が間に合うのかと言う事です。
担任の考えでは、発達障害(アスペルガー)のお嬢さんに1番必要なことは、大学生活を社会に出るために経験させたいと言う事です。
勉強、クラブ、サークル、アルバイトなどを通して社会との関わりを勉強させたいという事でした。専門学校では、資格取得のための勉強と試験に追われ、あっという間に社会に出ないとならなくなるので、お嬢さんには難しいと判断されていました。
大学選びのポイントは、自宅から近いこと、外国人の先生が沢山いること、小さな規模の大学であるということだと担任が言いながら、資料を出し始め、受け入れてくれる大学を選んでくださいました。
「俺から見ると、○○は元気になったと言うが、完全に回復してないぞ。だから、自宅から1番近い大学にしろ。学部が小さい大学だ。」と言う事でした。
幸い自宅から30分程度で通える大学で外国語を学べる学部がありました。その大学に推薦状を書いてくださるというので、大学の説明会に参加することにしました。
こんなに時間が空いてしまっても、推薦状を書いてくださるとは思ってもいませんでしたので安堵しました。
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優しい大学の先生の言葉
大学の説明会に参加したときのことです。
説明会の後に、学部長さんとお話をする時間を持つ事ができました。
お嬢さんの口から、「私はアスペルガーです。楽譜を読む事も出来ません。楽譜を読めないので、CDやYou Tubeを聴いてハープの練習をします。苦手な音があり困っています。」と急に自分の苦手なことを話し始めました。
学部長さんは、日本人とハーフの方でアメリカでの生活も長かったためか、アスペルガーのことはご存知でした。
お嬢さんに対して、「他の人に出来ない事が出来るなんて素晴らしい事ですよ。あとは、どのような音が苦手なのかな?」と質問をしてくださいました。
「工事現場の音、高速道、掃除機、ドライヤー、太鼓、打楽器などです。」としっかりした口調で答えました。
20歳なのだから、しっかり答えられるのは普通だろう?!と思われる方もいらっしゃると思いますが、アスペルガーのお嬢さんは広汎性発達障害も持っているので、受け答えが緊張すると苦手なのです。
「よく分かりました。人には苦手な事が無い人はいないのだから、自分で理解しているなら大丈夫ですよ。」と学部長さんは、笑顔で受け入れて、伝えてくださいました。
お嬢さんも安心したようで、帰宅途中に「ママ!アスペルガーだと言って、嫌な顔をされたらこの大学を受験するのはやめようと思っていたの。学部長さんが嫌な顔をしなかったから、ここの大学にしたい。」と気持ちを話してくれました。
発達障害であることを、お嬢さん本人が1番気にしていたことだったのだなと、この時初めて知った私はアスペルガーで産んでしまい苦労させて申し訳なかったと深く思いました。
誰のせいでもないのは分かっていても、自分を責めてしまいます。
しかし、アスペルガーである事をお嬢さんに告知しておいて良かったとも思いました。
発達障害の子どもの大学選び方
発達障害の人が通いやすい大学選びのポイント
①自宅から近所であること
②小規模な大学や学部を選ぶこと
③興味を持てる勉強がでる大学であること
④発達障害を理解してくれる先生がいること
特に①②は、重要だと思います。なぜなら、発達障害の人は体力がなかったり体調を崩すことが多いので自宅から近いという事は重要だと思います。小規模な学部だと、大学側も生徒の名前と顔、特徴を覚えてくれ優しい親切な対応が期待できます。
発達障害には、ここの大学が良いよ!と言えません。1人1人特徴も違います。優しい大学という言葉は、より理解をしてくれ受け入れている大学であるという事ではないでしょうか。
我が家のお嬢さん(娘)は、現在大学2年生になりましたが、先生とのコミュニケーションが多く、快適な大学生活を送ることが出来ています。ボランティアサークルに入り、地域のごみ拾いや東京オリンピックの翻訳のボランティア、海外ボランティアなどに積極的に参加しています。
長くなってしまいましたので大学入試までに続きます。
【アスペルガー大学受験】20歳で2度目の挑戦!娘のおかしな行動はこちらからです。
最後まで読んでくださり有り難うございました^^
がんばれ!お嬢さん!と思ってくれたら
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アスペの嘘をつけない素直な心、恥ずかしさを知らない高貴な心に、痛く感激し、憧れ、好きになり、自分の心を、常に、アスペの心に重ねていました。自分の心が素直になっていくとともに、自己犠牲(アスペだけでなく、誰とでも)の喜びが、大きく育ち、うれしくなりました。が、アスペの心には、他人の心が存在しないから、素直なだけであり、他人がいないから、恥ずかしさを知らないだけであり、他人があって、初めて成立する、自己犠牲の喜びが、存在する隙間が、ない事がわかりました。定型とアスペは、混じり合わない。ブログ様の意見を頂戴したく、コメントしました。
こんにちは。
コメント有り難うございます^^
側にそのような方がいらっしゃるのですね?
真剣に受け止め、どうにか理解されようと努力をしていらした事を感じます。
アスペルガー症候群でも、1人1人特徴が違うと思うのです。
純粋な心は持っている人も多いと思いますが、定型の人と同じく
育った環境もあるのではないでしょうか。
定型の人でも、愛情を感じず育ってしまった人は、大人になった時に
他人の気持ちが分からない方も多くいらっしゃると思います。
アスペルガーでも、他人の心が存在しています。
私の場合ですが、相手の気持ちが過剰に感じてしまう方で疲れてしまう感じです。
逆に、いじめにあっていても感じないという人もいるようです。
他人の心が読めなく、自分の存在だけが大切な自閉症スペクトラムだと思われる方を
見ていたこともあります。(コミュニケーション能力が低い)
そのような人になると、パートナーは苦しめられると思います。
傷つける事も平気で発言してしまいますので。
本人は悪気は無いと思うのです。大人なら言わないでしまっておく事を
傷つける事が分からず、何も考えずに言葉に出してしまうのです。
アスペルガーでも十人十色だと思います。
定型者とアスペルガーでも、私の親友は結婚をして10年以上とても仲良く過ごしています。
アスペルガーにも相手の心はあります。ただ、不器用なので表現の仕方が分からないだけなのだと思います。
またいろいろな悩みを教えてください^^
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