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アスペルガー大学生の娘の子育ては、まだまだ終わりそうにありません。

 

子供たちの父親が他界し、2週間後のことです。大学2年になろうとしているアスペルガーの娘の大学から面談の通知が来て、息子と3人で大学の面談へ行って来ました。

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大学1年生の状況

 

日本の大学に入学し直し、春学期は順調に単位を取れていたので、私も息子もアスペルガーの娘の大学生活に対し油断をしていました。

 

今回、秋学期の成績表と面談のお知らせが届き、愕然としました。

 

このままでは、4年間での卒業は困難ですと書かれていました。

 

原因を調べるため、大学4年生である息子と成績表を見ながら、落としてしまった単位について娘と話し合いました。

 

秋学期の試験で落としてしまった教科は1つです。プレゼンで落としたのが1つ、全てのレポートは提出しているので気になるのは、秋に体調を崩した事と、インフルエンザで欠席していた事です。

 

病欠は両方とも診断書を提出していたのでおかしいなと疑問に残りましたが、息子も一緒に面談へ行ってくれることになりました。(母親だけでは安心が出来ないということです。)

 

その前に大学へ連絡をし、各教科の出席率と単位を貰えなかった理由を全て調べてほしいと伝えておきました。

 

 

大学の面談で分かったこと

落とした教科の出席率が足りないということです。11月から火曜日と木曜日の午前中が欠席になっていることが多いと言われました。

 

それを聞いてすぐに分かったのが、腹水が溜まり救急搬送をされてから検査続きで、出席を取ってかた授業の途中で病院へ向かい検査をしていたことが原因だと予想が出来ました。

 

ただおかしいのは、教科担当の先生にこの事を伝えてみたら出席を取ってから病院へ行けばよいと聞いていました。先生も行っておいでと検査日には言ってくださり、母である私は大学まで車で迎えに行っていました。(単位を取るために必死だったのです。)

 

その事を面談の先生に伝えると、診断書は何処に提出をしたのかお嬢さんに質問をしてきました。

 

「診断書をコピーして各教科担任に渡しました。」と、蚊が鳴くような声で答えました。

 

「保健室には提出していないの?」と先生に聞かれると、、、。

 

「え?していません。先生に提出したので。」と、またもや蚊の鳴くような声で答えています。

 

「、、、、、」沈黙が続く、、、。

 

変な空気が流れ始めました。息子の顔を見ると、困り果てた様子です。

 

「提出先が違うのでしょうか?」と、ついに息子が口をはさみました。(母はモジモジ)

 

「こればっかりは、先生によって違うこともあるのですが、、、。担当教員は誰かな?」と言いながら、資料を見始めました。

 

「あ、マイクね。う~ん、どうなんだろう?」と、先生は首を傾け始めました。

 

結局のところは、外国人の先生がほとんどなので担当の先生でも受理されることもあれば、そうでない時もあると言うことです。

 

これではさっぱり分らないので、「確実に届が認められるのは何処でしょうか?」と、母はついに口を出してしまいました。

 

「保健室か教務課ですね。分からないことがあれば教務課で聞いて貰えれば、その時に教えることが出来ますが、もう少し積極的に聞くことが出来るかな?」と、娘の顔を覗き込みながら言われました。

 

娘はなぜか娘は無言で首をひねっています。このような時は、とにかく無言になるのです。

 

そりゃそうですよね、各教科の先生に診断書を提出してから説明もしていたのですから。本人の中で納得できないのでしょう。

 

 

 

単位を落とした原因をまとめると、成績はあるのに診断書の提出先を間違え、欠席数が多かったため単位が認められなかったという事です。もう1つ、レポートを提出していないことが分かりました。

 

なぜレポート提出が出来なかったのかというと、大学から支給されたパソコンが故障し、教務課で修理に出そうとしたが、修理は不可能と言われ自分のMacでレポートを提出したそうです。それが届いていなかったということです。

 

先生がおっしゃるには、Macで送ると文字がバラバラになることもあるそうです。そうなのでしょうか?

 

パソコンが故障したことを早く伝えてくれていたら、新しいパソコンを購入することもできたのです。

 

やはりこのような時に、コミュニケーション能力の低さを実感してしまいますね。

 

大学の説明を聞き間違えていたのか、聞いていなかったのかなんだか本人も分かりません。

 

聞いていなかったのでしょうね、私もそのような時が多いので^^;

 

鈍麻過ぎて体調を悪化したお嬢さんはこちらからです★

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家族の理解と協力で乗り切るための息子の決心

 

息子はこれから大学の卒業式を控え、4月から社会人になります。小学生の頃から父親代わりをしていてくれたのですが、今回のことで涙が出てしまう言葉を伝えてくれました。

 

発達障害をあまく見ていた。これからはお母さんだけではなく、僕も休みの日には勉強会があれば行って、生の声を聞きながら発達障害のことを勉強していくよ。

 

最終的には、大学を卒業させたいということもあるが、どのように自立させてあげられるか、それが一番重要なことだよ。僕も結婚をしたいし、養っていくのは新卒では難しいし、自立することが本人の幸せに繋がるからね。

 

大学で少しは発達障害のことを勉強をしたが、知識だけでは理解できないところがあるんだ。

 

授業の中で聴覚過敏の話があり、どの様に聞こえるのか、例えを出してくれた時には理解できた感覚があった。

 

苦手な音が耳に入ると、黒板を金属でギーギー擦っているような音で入ってくる。それが、外出先などの騒音でずっと聞こえていたらどうなるか?という事を聞いた時には本当に驚いたんだ。気がおかしくなるよな。

 

世の中に理解してもらうには、例え話が少なすぎると思うのだよ。本だけでは理解できない。

 

 

プレゼンで単位を落としたならば、発表の前にレポートをチェックして僕の前で発表の練習をさせるよ。あと提出するレポートを事前チェックだな。英語で提出するなら、日本語の文章を作るときのチェックはできるので。

 

発達障害の人たちには、家族や周囲の人が理解してくれることで安心できるのだからね。

 

一緒に協力して理解してあげる事が妹のためだし、社会に出ても発達障害の人はいるのだからね。

 

 

母からのまとめ

 

高校を卒業してから、山あり谷ありです。(まあ、生まれた時からですが)

 

しかし、今回のことで息子までが理解する努力をしていくという気持ちを伝えてくれました。

 

これは、息子の彼女がアスペルガーやADHDの事をとても理解をしようとしてくれていて、話をしていたようです。背中を押してくれた感じなのだと思います。ありがたいです。

 

今は、父親を亡くして数日も経っていないのと、これから大学の卒業式と入社を控えている息子は、自分の事だけでもかなりのストレスを抱えていいます。そんな時にも、妹や家族のことを冷静に判断をし、協力をしてくれると言うので、母としては不自由をかけて申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

 

話し合いの中でも、単位をどうして落としたの?などの攻める言葉は一言も出ませんでした。

 

これからどのように過ごせば大学生活を送れるか、という事だけで話し合いを終わらせました。

 

娘はさぼっていたわけではありません。遅刻もしたことがなくかなり真面目な方だと思います。(曲がったことが嫌いですからね)

 

一番しんどいのは本人なのです。

 

私たちが理解し、協力をしながら困難を乗り越える方法を教えて行くしかないのですよね。

 

う~ん、まだまだ続くよ子育ては!

 

最後まで読んでくださり有難うございました^^

 

 

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