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幼いころから集団行動が苦手だった発達障害の私は、保育園と幼稚園へ通うことがとにかく嫌いでどうしようもありませんでした。

 

最初に入園した保育園は、3歳の私を扱いきれなく、保育園をクビになったのです(笑)

 

周りの友達は楽しそうに遊んでいるのに、自分だけが恐怖に怯えていました。なぜ私は幼稚園と友達が怖いのか?私だけがそう感じるのか?と、幼い子供の心の中で叫んでいました。悲しくて悲しくてたまらない日々でした。

 

3歳~5歳の子供が、集団行動をとることが苦手だった気持ちと、それにともなう行動を伝えてみたいと思います。

 

そして、無理に集団生活へ入れられてしまう子供の苦痛を感じてくれたらなと思います。

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集団行動が苦手な発達障害3歳児の理由

 

幼稚園や保育園は集団行動をする初めの社会生活です。辛かったことは比較的記憶に残っている発達障害の私が、何が原因で集団行動が苦手だったのかお伝えします。

 

・暴れる子供がいる事

・大声で話す子供がいる事

・泣き叫ぶ子供がいる事

・突然体当たりをしてくる子供がいる事

・友達に話しかけられる事が苦手

・先生のオルガンに合わせて異常なテンションで歌を歌う事

・お遊戯の楽しさが分からなかったこと

・外で遊ぶ時間に遊具で遊ぶこと

 

静かな家庭から、急に賑やかな保育園へ入れられた時は、驚きの連続でした。子供たちの大きな声や走り回っている友達を見ていると、目が回り、頭の中を箸でグルグルかき混ぜられる感覚になっていました。なぜこんなにうるさいのかと、幼いのに感じていたのです。

 

オルガンの音に合わせて、歌を歌うということが特に苦痛でした。かん高い声が耳から入ると、気持ちが悪くなり貧血で目の前がオレンジ色になる体の感覚になってしまうのです。しかし、うるさい!なんて言う勇気はありませんでした。

 

遊具の中では、滑り台やブランコで遊ぶことが特に恐怖心がありました。他の子供たちから、早く滑り台を使いたいので、背後から押されることがありました。押された勢いで、頭から滑り落ちてしまったことがあり、恐怖のあまりトラウマが取れなかったのです。ブランコに乗っても背後から押されたりするので、ビクビクしながら乗っていました。まあ、おっとりしていて、どんくさい3歳~5歳児だったのですよね。

 

 

お遊戯の楽しさが分からないというのは、友達の周りを順番に蝶々になって回りましょう!という時間があった事を記憶しています。私の周りを男の子たちが、大きく腕を上下しながら「蝶々~蝶々~♫」と歌いながら蝶々になって回りました。

 

その姿を見ていて「なにが蝶々なの?何をしているの?意味が分からない。」と、しらけた心で見ていました。手を上下に振っているので、怖くてたまりませんでした。

 

私が蝶々になる番がきたときに、動かず立っていたら「やりなさい。」みたいな言葉を先生から言われ、やりたくなかったので泣き始めた記憶があります。

 

不思議な感覚を持つ発達障害の私にとって、人間は蝶々ではないとしか思えなかったのです。蝶々~と歌いながら回っている男子は、怪獣としか見えませんでした。可愛くない性格だなと今では思いますよ^^

 

 

集団行動が苦手な発達障害の3歳が苦痛でとる行動

集団行動が苦手な私は、保育園や幼稚園が苦痛でたまらなく、保育園と幼稚園から脱走ばかりしていました。先生が見ていないときに幼稚園から抜け出し、家に帰っていました。家に帰って母親に見つかると幼稚園へ戻されるので、押し入れの中に入り隠れていました。押し入れの中で、母が近所の人と話している声を聞きながら、いつの間にか寝ているという状態でした。

 

とにかく脱走ばかりしていたので、最初に入れられた保育園は1年もたたないうちにクビになりました。人生初のクビです(-_-;)

 

とにかく、静かに過ごせる母のいる家から出たくなかったのです。安心の出来る場所は、母のそばにいる事でした。

 

幼稚園でも困り果て、度々先生が我が家を訪問していた記憶があります。(申し訳ない笑)

 

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集団行動が苦手な発達障害の子が楽しみだった幼稚園の日

そんな苦手な幼稚園生活でも、週に1日だけ楽しみにしていた日がありました。それは、園の終了の後にお絵かき教室が行われる日です。希望者だけなので、少ない人数でした。小さな時から絵を描くことが好きだったのですが、3歳~5歳の頃はクレヨンで、「羽蟻」の絵をひたすら描いていました。

 

羽蟻と言っても、カラフルで可愛らしい羽根付きの蟻です。自分だけ可愛らしいと感じていたのだと思います。その証拠に、幼稚園の担任は羽蟻ばかり描いている私に、「気持ちが悪いから他の物を描きなさい。」と言ったことがあります。幼い私にとって、とても悲しい言葉でした。

しかし、絵画教室の先生は、羽蟻の行列をずっと描いていても褒めてくれていたのです。絵画教室では、好きなだけ羽蟻を描くことが出来ました。

 

大好きな絵を描いている時は、周りの動きや音もあまり気にならず、落ち着ける時間を過ごすことが出来ていました。

 

苦手な幼稚園でも、何か1つ楽しみを見つけられると過ごしやすくなります。

 

 

3歳の頃の集団行動が苦手なまとめ

集団に入れない私は、1人でいる事が好きだったわけではありません。友達が仲良く遊んでいる姿を見ながら、羨ましく思っていました。

 

1対1だと遊べるのに、複数にになると遊べなくなる自分が嫌で、寂しさで心が張り裂けそうになっていました。心が裂ける感覚は、心が胸の辺りにあったら、心が雑巾になりギュッと絞られる感覚で苦しくなるのです。このような感覚になったことがある方、いらっしゃいますか?

 

大人からは、人見知りが激しい子供だと言われていました。しかし、発達障害を知る現在では、感覚過敏(聴覚過敏、視覚過敏)の影響が大きかったのではないのかと思います。

 

私が3歳~5歳(幼稚園児)は、発達障害という言葉が知られていなかったと思います。今の子供の環境とは違い、嫌でも保育園や幼稚園、学校へ行かされていました。現在では子育てをしていると、イジメなどにあったら幼稚園や学校へ行かせないでくださいと言われます。

 

無理な環境に子供を入れることは、良いことではないと考えています。集団行動の恐怖心が大きくなり、自分の殻に閉じこもるだけになっていくからです。

 

もしも、保育園などの集団行動が苦手なお子さんがいたら、ゆっくり時間をかけて原因を聞いてあげて理解して欲しいです。3歳という小さな子供でも、1人1人感覚が違いのですから。。。

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました^^

 

 

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